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 人口減少時代における
 ゴルフ場の持続可能性を考えるための10章

 齊藤 修 著

 定価800円+税 四六判
 ISBN978-4-87265-175-1 C3045


将来の人口減少に伴い、ゴルフ競技者人口も縮小すると
どのくらいの数のゴルフ場が「余剰ゴルフ場」となりうるのだろうか。
環境問題、自治体や行政、地域開発などあらゆる角度から、ゴルフ場経営の再生にむけて展望と転用を示唆する。
『月刊ゴルフマネジメント』の連載を単行本化。

<第1章>世界のゴルフ場
  1.世界全体
  2.先進国
  3.途上国

<第2章>日本のゴルフ場
  1.日本におけるゴルフ場開発の推移
  2.首都圏におけるゴルフ場開発
  3.ゴルフ場の倒産、経営交代、閉鎖
  4.東日本大震災と福島第一原発事故によるゴルフ場への影響

<第3章>ゴルフ場と環境
  1.ゴルフ場と環境問題との関係
  2.ゴルフ場開発と生物多様性
  3.生物多様性と持続可能性に配慮したゴルフ場開発・運営に向けて

<第4章>ゴルフ場のカーボンフットプリント
  1.ライフサイクル分析とは
  2.ゴルフ場のLCAの意義
  3.ゴルフ場のライフサイクル・インベントリ
  4.LCA評価結果とカーボンフットプリントの削減に向けて
  5.日本におけるカーボンフットプリント制度の導入状況
  6.イギリスゴルフ連合の取り組み
  7.ゴルフ場の決算書から運営・維持管理の環境負荷を計算する

<第5章>「余剰ゴルフ場」の発生メカニズムと将来推定
  1.余剰ゴルフ場の将来推定
  2.余剰ゴルフ場の空間分布分析

<第6章>余剰ゴルフ場の発生要因と実態
  1.余剰ゴルフ場の発生要因
  2.関東の三つの事例

<第7章>閉鎖ゴルフ場の植生変化
  1.調査対象と方法
  2.調査結果

<第8章>ゴルフ場の転用と再編
  1.ゴルフ場の転用オプション
  2.転用と再編のパターン
  3.転用と再編の考え方

<第9章>ゴルフ場の転用と再編のシナリオ分析
  1.シナリオ分析
  2.経営オプションの評価結果
  3.シナリオ分析結果

<終章>まとめと今後の展望

齋藤 修(さいとうおさむ)
国連大学サステイナビリティと平和研究所・学術研究官。
1969年生。早稲田大学政治経済学部卒業、米国タフツ大学大学院都市・環境政策研究科
修士課程終了。2004年東京農工大学大学院連合農学研究科で博士(農学)学位取得。
大阪大学大学院工学研究科及び早稲田大学高等研究所の助教を経て現職。
東京大学大学院農学生命科学研究所及び京都大学防災研究所の客員教授を兼務(本書刊行時)。